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ども。

時間あったので連投。
予告通り日本の大学フットボールについて。全くオードリー関係ないけど。。。若林はたまには学生リーグも見てるのかなぁ。

さて関西学生アメリカンフットボールリーグは先週末天王山の関学vs立命館の試合がありました。毎年この関立戦は学生最高峰の戦いとしてファンの注目を集めており、私も例外なく毎年楽しみにしている1人。たまにあれ?っていう試合のときもあるけどね。
私が学生時代のときは関京の2強から関京立の3強への移行期だったな。昔から関西リーグは客も多くて盛り上がってた。その昔話はまた今度。

で、今年の関立戦を語る前に、リーグ戦の全容から。今年の関西は激戦で、特に神戸大学が台風の目となったね。関大が神戸に負けて、その関大は立命に勝つという、混線模様。最終節で無敗は関学のみだったけど、関学も最後の立命戦に負ければ、順列は2位。

今年の関西リーグは甲子園への道が3位まで広がり、クライマックスシリーズ状態。ここに九州やら東海リーグの覇者も参戦するわけだけど、野球に例えると、クライマックスシリーズに四国アイランドリーグとかの優勝チームが参加できるみたいな、そういうレベルかなと。
で関西の2位と3位はアドバンテージ的なものがなく事実上ほぼ同列に近い。1位の優位性が際立つ仕組みに変わりました。だって1位はポストシーズン1試合でいいし、そのために準備期間もとれることになったわけ。一方で2位と3位は1位と再戦するために2試合勝ち抜かなければならない。

だから、関学も2位じゃ意味ないのよ。立命なんかは負けたら抽選の結果次第で4位(=終戦)の可能性もある。だから関立戦は盛り上がった。

で、試合は立命の快勝。最後までrunが止まらなかった印象だね。関学のオフェンスにも迫力がなかった気がする。

最近思うのが、関学って歴史もあるし、実際負けないから、NFLでいうと絶対王朝のペイトリオッツ的な扱いをされてると思うんだけど、実際ペイトリオッツほどの圧倒的な力を見せつけるわけではなく、あれよあれよと知らないうちに勝ってるって感じ。
特に最近の関学は何か迫力がない。立命や関大の方が威圧感ある感じ。一発の怖さもないしね。

最近の関学は、私たちの時代(かれこれ20年以上前)の中大附属高校に近い。(いきなり高校の例え?しかも東京。) 彼らもフィジカルで圧倒する日大三高にあれよあれよで勝ってた。まさに関学と立命の構図に近いなと。

で、今年の関学はそのあれよあれよが、うまく行きかけたところで、ファンブルロスト。ここがターニングポイントだったね。後半たて直した関学ディフェンスが耐えきれなかった。あれはディフェンスのせいではないよ。(ディフェンス経験者として)

ただ前半止まらなかったrunを後半立て続けに止めた修正力はさすがだね。4DLがオフェンスラインのブロックを強いて深めのLBか1枚自由に動けてた(ように見えた)。あれよあれよのトリックの一角は間違いなくベンチの頭脳だね。

だからこそあのファンブルロストが痛かったよね。そこに漬け込む立命もさすが。おそらく、甲子園出場決定戦もこの2チームの対戦になるでしょうから、これまた楽しみにしておきましょう。

最終結果は以下の通り。

1位 (1位タイ) 立命館  6勝1敗
2位(1位タイ)関西学院  6勝1敗
3位(3位タイ)神戸大学  5勝2敗
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4位(3位タイ)関西大学  5勝2敗

※( )内はリーグ戦上の順位

神戸大学、躍進おめでとう!!